映画「ザリガニの鳴くところ」感想【ネタバレあり】
後半から涙が止まりませんでした。
朝早い時間の回を観に行ったからか座席はガラガラでしたが、映画館で観てよかったです。迷っている方にはぜひおすすめします。
アマプラで配信されたらもう一度観たいです。
※以降はネタバレを含みますので、ご注意ください。
美しい湿地の自然。鳥たち。
それだけでも巨大なスクリーンで観ていて楽しめました。
主人公カイアの描く絵もすごく上手で正確で美しい。
それにしてもカイアのお洋服がいつもカラフルで可愛い!
大人になってからも、教会で置いてあるものをマダムからいただいたのでしょうか。
着なくなったお洋服って捨ててしまいがちですが、寄付するのも大事ですよね。調べてみようと思いました。
家族は貧しいながらもお母さんを中心にいつも楽しそうな様子でした。しかし、対照的にDVばかりの父親のせいで、母が去り、兄弟たちは次々に去ってゆきます。
一番下のまだ幼いカイヤのことは気にかけてくれますが、一緒に行こうとは言ってくれず、ついに父とふたりきりに。
毎日殴られるのでは?と心配しましたが、少し優しくなったお父さん。しかし突然消えます。一体どこへ行ったのでしょう…
いつも裸足で湿地の自然だけが味方のカイヤ。
初めて見晴台から湿地の全体を見た時の言葉が、普通の人の感覚と違うなと思いました。
そんな俗世離れしたカイヤでしたが、ある人のアドバイスを元に、絵を出版社に売ることにしました。
ちゃんと丁寧な担当の方で良かったですね。
それにしても、せっかくお金が入ったのになぜ鍵をつけないのー!と叫びたくなりましたが。
カイヤのボーイフレンドたちについてはネタバレはやめておこうと思っていましたが、二人目の方、見るからに悪い人そうなお顔つき…俳優さんってすごい。
ただ、気になってしまったのが、アレが早すぎません?ちょっとキスして5回くらい揺れてFINISH!って…
毎回あんな感じなの…?
そして、最後の最後で恐らくみんなの推理が覆される結末。衝撃でした。
呆然としてしまった。
貝殻のネックレスをずっと付けていたってことは、本当に好きだったってことですよね?
ストーカーもしていましたし。きっと、思い通りにならなくなったから、彼女に手を挙げたんでしょうね。結局どちらかが殺されていた結果になっていたのでは。
壮大な自然と相まって、自然の摂理…というか、仕方のないことなのかな、なんて思わせられました。本来は許されないことなのですが。
エンドロールが意外と短くて、泣き止まず大変でした。泣いてたから短く感じたのかな?
あの歌ももう一度聞いたら涙目になりそう。